『瀬戸焼磁祖・加藤民吉、天草を往く』装丁

装丁を担当した『瀬戸焼磁祖・加藤民吉、天草を往く』が仕上がりました。著者は示車右甫(じしゃゆうほ)さん。瀬戸焼の磁祖と呼ばれる加藤民吉を描いた歴史小説です。文化元年(1804)、磁器作りの技術修得の命を受けた瀬戸の陶工民吉は、ひとり九州へ渡る。肥前・肥後の各地の皿山を遍歴する中で天草陶石と出会い、ついに色絵の秘伝に達する−(帯文より)
私は以前、瀬戸市の隣町に住んでいたことがあります。その頃少し陶芸を習っていて(おまけに郷里は佐賀)陶磁器は大好きなので、今回の装丁はとても楽しいお仕事になりました。瀬戸焼、有田焼に興味がある方、どうぞ読んでみてください。〈田中智子〉
発行は5月10日 詳細は花乱社までhttp://karansha.com/