『松浦党風雲録 残照の波濤』

装丁を担当した『松浦党風雲録 残照の波濤』が仕上がりました。http://designpool.jp/2018/08/19/zansyounohatou/

本書は戦国時代の上松浦を舞台とした歴史小説です。
中世山城・獅子ケ城を拠点に勢力を拡大した松浦党の鶴田前。その嫡子として戦国動乱の世に生まれ合わせた男、鶴田賢の物語です。

2001年8月に唐津市厳木町大谷から十字架が出土しました。
伊万里や平戸に近いこの町は、かつてはキリシタンが少なくなかったようで、町の一角で潜伏キリシタンが処刑されたこともあったそうです。著者の牛尾氏はこの事が契機となり、郷土を守るために散っていった人びとのことを伝えたいと思い執筆を始めたという事です。
カバーのデザインは夕陽に光る玄界灘の大波をイメージしてデザインしました。